ベルナーオーバーラント

【ミューレン】絶景の鉄道でミューレンへアクセス。崖の上の街ミューレンへの行き方と観光案内。

崖の上のミューレン

今回ご紹介するミューレンは、崖の上の街。ラウターブルンネンのU字谷の崖の上に佇むのどかなリゾートタウンです。

U字谷の反対側[ヴェンゲン]から見たミューレンの遠景がこちらです。

U字谷の向こうの崖の上に目を凝らすと。

ミューレンの街が、崖の上に微かに見えます。




ミューレンはどこ?

ミューレンはベルナーオーバーラントの西南側に位置します。


《数字をタッチすると案内が展開します。》
①ミューレン〔Mürren〕
②グリンデルワルト〔Grindelwald〕
③ヴェンゲン〔Wengen〕
④ラウターブルンネン〔Lauterbrunnen〕
⑤インターラーケン〔Interlaken〕
⑥ユングフラウヨッホ〔Jungfraujoch〕
⑦シルトホルン〔Schilthorn〕

ベルナーオーバーラントではグリンデルワルトが人気の滞在地ですが、ミューレンからもユングフラウヨッホへ十分アクセスできます。

また、絶景の展望台『シルトホルン』までは、ロープウェイで簡単にアクセスできます。

そして、ミューレンの周辺にはハイキングコースも豊富で、アルプス観光の拠点にしたいのどかな街です。

ミューレンへの行き方/所要時間

スイス各都市からミューレンへの所要時間はこちらになります。

チューリッヒ 2時間56分
ジュネーブ 3時間58分
ベルン 1時間54分
モントルー 3時間16分
グリンデルワルト 1時間40分
ツェルマット 3時間21分

スイスの各都市からは、インターラーケンオストを経由して、まずはラウターブルンネンへ向かいます。

ラウターブルンネンからミューレンまでは、2通りのアクセス方法があります。


ロープウェイBLM鉄道を乗継いでアクセスする。

バスロープウェイを乗継いでアクセスする。

今日は、①ロープウェイとBLM鉄道を乗り継いでアクセスしてみましょう。




ラウターブルンネンで乗換

スイス各地から、ラウターブルンネンに到着したら、ラウターブルンネンでロープウェイに乗換です。

一旦鉄道駅を出て、道路の反対側のロープウェイの駅に向かいましょう。

スーパーマーケット《COOP》の脇の階段を上れば、ロープウェイのチケット売り場があります。

余談ですが、物価の高いスイスではスーパーマーケットは大変便利です。

スイスでスーパーといえば《COOP》か《MIGROS》というくらい各地にお店がありますので、ぜひ覗いてみて下さい。

ロープウェイの料金/時刻表

ロープウェイの駅に着いたら、チケット売り場でチケットを購入しましょう。

ここで、ロープウェイのチケットと、その先のBLM鉄道のチケットを購入できます。

ラウターブルネンからミューレンまでの往復運賃は、CHF22.4です。

スイストラベルパスがあれば無料で乗車できます。

スイスハーフフェアカードがあれば半額になります。

リージョナルパス・ベルナーオーバーラントがあれば無料で乗車できます。

スイスのお得な鉄道パスについては、こちらの記事を参照下さい。

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【スイス鉄道パス比較】スイストラベルパスとスイスハーフフェアカードを実例で比較します。スイスの交通事情 スイスに個人旅行する際に、都市から都市への移動手段は、鉄道がメインになります。 スイス国内には網の目のように鉄...

チケットを買ったら、さっそくロープウェイに乗ってみましょう。

ロープウェイは約30分間隔で運行されています。

 ロープウェイで崖の上まで一気に昇ります。

眼下のラウターブルネンの街が、どんどん遠ざかっていきます。

水平方向に目を移すと、ヴェンゲンの街が見えます。

ヴェンゲンの背後の山はメンリッヒェンの尾根です。

乗車時間はたった4分。あっという間に、崖の上に到着です。

ここ、グリュッチャルプ〔Grütschalp〕でロープウェイを降りて、BLM鉄道に乗り換えます。

ロープウェイからBLM鉄道への乗換は同じ駅構内ですので、人の流れについていけばOKです。

ミューレンまでのロープウェイとBLM鉄道、及びシルトホルンまでのケーブルカーの時刻表(2022年版)はこちらから確認できます。

シルトホルンケーブルウェイ公式HP《時刻表》




ミューレンまでの鉄道の車窓《絶景》

ロープウェイを降りたここグリュッチャルプ駅から、終点のミューレン駅まではBLM鉄道に乗車します。

ミューレンまでのBLM鉄道の車窓には、アルプスの絶景が広がります。進行方向左側の座席がおすすめです。

グリュッチャルプ駅から、ミューレン駅の車窓は絶景の一言です。

線路沿いの木立の隙間からは、緑の牧草地と、白いアルプス、そして青空が織り成す絶景です。

ガイドなどではあまり紹介されませんが、素晴らしい車窓を楽しめる路線です。

線路脇には歩道も整備され、時間があれば、この区間を鉄道ではなく、徒歩で移動する事もできます。

トレッキングの人達とともに、カウベルの音を鳴らしながら、牛の群れも踏み切りを渡ります。




ミューレンの街歩き

14分でミューレン駅に到着です。駅舎の外からはこの景色。

崖の上の街だけあって、見える景色にも、標高の高さを感じます。

ここ、①BLM鉄道のミューレン駅と、さらにシルトホルンへ向かう②ロープウェイのミューレン駅の間が街のメインストリートです。


①鉄道駅 ※ラウターブルネン行き
②ロープウェイ駅 ※シルトホルン行き
③ケーブルカー駅 ※アルメントフーベル行き
④アルメントフーベル
⑤ブルーメンタール

①鉄道駅を出て、②ロープウェイ駅へ向かい、ミューレンの街を歩いてみましょう。

ミューレンの街の雰囲気は、一言でいうと“高原のリゾート地”です。

万年雪を頂くアルプスを借景に、雰囲気のよいホテルが建ち並びます。

通りの左手には、ラウターブルネンの谷越しに、アイガーとメンヒが見えます。

写真中央の山の、日陰になっている部分は、アイガー北壁です。
アイガー北壁を真横から見る角度に、ミューレンは位置します。

通り沿いのベンチに腰を下ろし、アルプスの絶景と、高原の空気を楽しみます。

ロープウェイ駅に向かい、メインストリートをさら進んでみましょう。

街中には雰囲気の良いホテルと、かわいいお土産やさんが並びます。日本人の方も多く見かけます。

街の中心に近づくにつれ、通り沿いのレストランも増えていきます。

メインストリートの中程には、COOPが1件。
このあたりが、一番にぎわいのある地区です。

通りの花壇は、色鮮やかな花に彩られています。

中心部を通り抜けると、再び閑静なリゾートが広がるエリアになります。

木立が作り出す日陰に入ると、ひんやりとした高原の空気を感じます。

ここからさらにロープウェイやケーブルカーに乗れば、雲上の展望台『シルトホルン』や、人気のハイキングコース『ブルーメンタール(花の谷)』に向かえます。

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ミューレンは、インターラーケンやグリンデルワルトから、日帰りでも十分アクセス可能ですが、ミューレンに滞在すれば周辺のスポットをのんびりと楽しめることと思います。