メンリッヒェンのハイキング
アイガー、メンヒ、ユングフラウ。ベルナーオーバラント三山をスイス旅行のメインに据える方も多いのではないでしょうか。
今日は、ベルナーオーバーラントのなかでも、人気のハイキングコースをご紹介します。
①アイガー、メンヒ、ユングフラウが一度に見える。
②カラフルな花々(高山植物)が観賞できる。
③緩やかな下りで初心者向け。
限られた旅行日数のなかでも、のんびりと一日中トレッキングを楽しむ日を設けるのも良いかもしれません。
ハイキングコースのルート
まずはコースと、位置関係から。
メンリッヒェンを出発し、クライネ・シャイデックまでのコースです。
景色と植物観察を楽しみながら、ゆっくり、マイペースのトレッキングです。
途中、絶景のベンチで少々の休憩をとっても、2時間程度でまわれます。
トレッキングの最後には、おいしいランチも待っています。
メンリッヒェンまでのアクセス
《数字をタッチすると案内が展開します。》
ハイキングのスタート地点の①メンリッヒェンまでは、②ヴェンゲン、もしくは③グリンデルワルトからロープウェイでアクセスします。
②ヴェンゲン➔①メンリッヒェン [所要時間6分]
③グリンデルワルト➔①メンリッヒェン[所要時間20分]
※グリンデルワルトからのロープウェイは2019年12月にリニューアルされているようです。
ヴェンゲンからのロープウェイは、高低差約1,000mを6分で、一気に駆け上がります。
ハイキングのスタート地点、メンリッヒェンに到着です。
メンリッヒェンの標高は2,230m。麓の街からは見上げていたアルプスが、ほぼ水平方向に見える不思議な感覚です。
メンリッヒェン出発後は、クライネ・シャイデック到着まで売店は見かけません。メンリッヒェンの駅舎近くに売店兼レストランがあり、こちらでペットボトルの水も販売しています。水を買い忘れた方はこちらで調達しましょう。
ハイキングコースの景色
では、さっそくメンリッヒェンを出発し、クライネ・シャイデックに向かいましょう。
正面手前の緑の山がチュッゲン。その奥が、左からアイガー、メンヒ、ユングフラウです。
ハイキングコースは、チュッゲンの左側をまわり、反対側にでます。
早くも、向こう側の景色に期待が膨らみます。
コース右手には、遠くヴェンゲンとラウターブルネンの街並みが、ジオラマのように小さく見えます。
ハイキングコースにはカラフルな高山植物が咲き乱れます。
キレイな花々に囲まれながらのハイキングです。
夏のハイシーズンは、大勢のハイカーで賑わいます。小さな子供連れの方々、年配のご夫婦、日本人の方も大勢お見掛けします。
みなさんに追い越してもらいながら、ゆっくりとハイキングを楽しみます。
どこまでも続く絶景を眺めながらのハイキングです。
途中、今来た道を振り返って。『アルプスのハイキング』といって思い浮かぶ情景そのもののようなコースです。
ハイキングコースの展望スポット【動画】
こちらは、このコースで一番の展望スポットです。眼前のアイガーを眺めながら、みなさんここで一休み。いくつかあるベンチは満席です。
みなさんここで記念撮影されています。
左手の眼下にはグリンデルワルトの街。
そして正面にはアイガー。
絶景を前にしばし休憩です。
ここまで来ればあと一息。この展望スポットから、ゴールのクライネ・シャイデックまでは、ゆっくり歩いても45分程。
おすすめのレストラン
クライネ・シャイデックの手前に一軒のレストランがあります。レストランの名前は『グリンデルワルトブリック』。
店内には、屋内席と、テラス席があります。テラス席からのアイガーの絶景に思わず乾杯です。
『○○Rosit』…メニューにはロシティが並んでいますが、ドイツ語で読めません。『ワッツユアレコメンディション??』店員さんにオススメを尋ねると、愛想良く、そして自信たっぷりにトマト&チーズのロシティを勧めて頂きました。
自慢のロシティのお味は最高です。テーブルの上にあるナンプラー(魚醤)のような調味料がロシティにマッチします。
青空のもと、アイガーの景観を楽しみながら、のんびりとハイキング。おいしいロシティにスイスビールで乾杯。ゴールのクライネ・シャイデックはすぐそこです。
クライネ・シャイデックからは、ユングフラウヨッホ登山鉄道で、標高3,454m、ヨーロッパ最高地の鉄道駅ユングフラウヨッホへ向かいます。