ベルナーオーバーラント

【ラウターブルネン】鉄道のアクセス抜群。シュタウプバッハの滝と街歩きを紹介します。

ラウターブルンネン

今日ご紹介するのは、ラウターブルンネンの街です。

ユングフラウやミューレンへの乗り換えに利用されることの多い駅ですが、乗り換えだけではもったいない、見所たっぷりのかわいい街です。

アルプスの山々に、ラウターブルンネンの象徴U字谷。谷の壁面を流れ落ちる『シュタウプバッハの滝』は、かの文豪ゲーテにインスピレーションを与えたとか。

そんな、アルプスらしい大自然の中に、溶け込むように佇む、のどかでかわいい街。それがラウターブルンネンです。

《写真のような遊歩道が、街中に巡らされています。》

ラウターブルンネンへのアクセス

ラウターブルンネンへは、インターラーケンオストからBOB鉄道でアクセスします。乗車時間はわずか20分程。

インターラーケンはスイス国内の主要都市からのアクセスも良く、都市から都市への移動日にインターラーケンで途中下車して、少し足を延ばす感覚で、ラウターブルネン半日観光なんてプランニングもできます。

BOB鉄道の車窓【動画】

では、インターラーケンオストを出発しましょう。途中、乗り換えはありません。

列車は山合の谷筋を蛇行しながらアルプスへと向かいます。

列車と並走する小川には歩道が整備され、トレッキングされる方々が行き交います。

小川の色はミネラルを含む白濁色。大地を削り取った、アルプスの氷河が流れます。

途中下車して川縁を散策したい。そんな気持ちにさせられる風景です。

線路は、並走する小川と交差を繰り返しながらラウターブルンネンを目指します。

ラウターブルンネンから先への乗換

ラウターブルンネンに到着です。みなさんここで乗り換えです。


WAB鉄道に乗り換えて、ヴェンゲンクライネ・シャイデック、さらにはユングフラウヨッホ

 


ロープウェイ、BLM鉄道を乗り継いでミューレンへ。

 


バスとロープウェイを乗り継ぎ、ミューレンからシルトホルンへ。

ラウターブルネンは、ベルナーオーバーラントのメジャーな観光スポットへのアクセスが抜群です。

ラウターブルンネンの街中

さて、乗り換えの皆さんと別れ、駅の外に出てみましょう。

駅から教会までの通りがメインストリート。通り沿いにはホテルやお土産屋さんが並びます。

ホテルの一階は、大抵、レストランになっていて、通りを望むテラス席では、皆さん思い思いにランチやカフェを楽しんでいます。

建物の窓やテラスは、色とりどりの花に飾られています。スイスらしいのどかな風景です。

ラウターブルンネンは本当に小さな街です。のどかな景観は、街というより村という雰囲気。小さな村に素敵な景色が詰まっています。

シュタウプバッハの滝への行き方

こちらはシュタウプバッハの滝。ラウターブルンネンの駅からは、かなりゆっくり歩いて20分といったところです。

滝の裏側まで、階段を使って上ることができます。

滝の裏までは、急階段で片道10分くらい。途中、狭いところでは、皆さん譲り合いながらすれ違います。『メルシー(サンキュー)』。『ドゥリアン(ユアウェルカム)』。

壁のなかの階段を数段昇れば、滝の裏側です。

《滝から街を振り返って》

街の中のハイキングコース〔案内看板〕

さて、もう一度メインストリートに戻ってみましょう。

こちらは街の中に設置されている看板です。

街の中には、たくさんの遊歩道が巡らされ、ハイキングコースとなっています。所要時間に合わせ、いくつかのコースがあるようです。

ハイキングコースの先に、三脚の上にカメラを構える方がいらっしゃいました。彼が狙っていたのがこの景色。

教会のあるのどかな村の背後には、奥行きのあるU字谷。どこまでも続くU字谷の奥の景色に、好奇心が引き込まれます。

あいにくの曇り空ですが、ラウターブルンネンを象徴する風景ですね。

おすすめのレストラン

メインストリートに戻って、レストランに入ってみましょう。

『ホテル オーバーランド』の一階のレストラン。屋内席の他に、テラス席もあります。

ハート型のピクルスがのった、かわいいロシティです。

通りにはたくさんのホテル&レストランがひしめいています。散策の休憩、ランチやカフェにはピッタリです。

ラウターブルンネンは、ユングフラウ方面にも、ミューレン·シルトホルン方面にもアクセス抜群の街ですが、街の中にも見所がたくさんあります。

ヴェンゲン、ミューレン、グリンデルワルトに比べ、ホテルも若干割安です。何日か滞在して楽しみたいアルプスの街です。